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①逆流性食道炎ってどんな病気?

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逆流性食道炎とはどのような病気なのでしょうか?

 

逆流性食道炎とは、胃のなかの胃液に含まれる胃酸が食道へ逆流し、食道の粘膜がただれ、炎症を起こすことで生じる病気の事をいいます。

食道はのどから飲み込んだ食物を胃まで運ぶ器官です。約30㎝ほどの長さがあります。

食べ物をごくっと飲み込むとそれに反応して蠕動といって、波のように食道の筋肉が伸び縮みして下へ伝わり食べ物を胃まで運びます。

 

飲み込んだ食べ物は、主に重力で胃まで落ちていると思われがちですが、この蠕動という収縮の波の力は意外と強く、逆立ちした状態で水を飲みこんでも重力に逆らって胃まで水が運ばれていきます(一度やってみた事がありますがまったく逆流してきませんでした。しかし、これは個人差もあるので危険ですので真似はしないでください)。

 

食道は食べ物を胃へ送り出す役目をもっています。しかし強い酸性(pH1程度)である胃液に対するバリアは持ち合わせていません。

胃液を多く含む食べ物が胃から食道へ逆流してくると、食道の粘膜はただちに傷ついてしまいます。

 

そこで食道と胃の境目には下部食道括約筋というリング状の筋肉があります。これは普段はぎゅっとしまっており、胃から食道への食べ物の逆流を防いでいます。

ひとたび食物が口から嚥下されると、それに伴い食道に蠕動が生じ、その波にタイミングを合わせるようにして下部食道括約筋が緩むことで胃へ食べ物が送り出されます。

 

通常はこの下部食道括約筋の働きにより、胃酸が食道へ逆流することはあまりありません。またもし多少逆流したとしても、飲み込まれた唾液や食物により胃内へ押し流されるため、症状を引き起こすまでは至りません。

 

ところが、この下部食道括約筋がうまく働かなかったり、胃酸の分泌が過剰になったり、胃の内圧が高くなるようなことになると、想定以上の胃酸が食道に逆流することになります。これにより逆流性食道炎の発症につながってきます。

 

逆流性食道炎はどのような症状がよくみられるのでしょうか?

 

逆流性食道炎では、様々な症状がみられます。よく見られる症状として「胸やけ」「呑酸」「つかえ感」「胸の痛み」が挙げられます。

 

「胸やけ」は逆流性食道炎の方の約半数の方に見られる症状で、みぞおちから胸骨のうらにかけて、熱く焼けるような感じがします。胸のムカツキと表現する事もあります。

 

「呑酸」とは、喉や口の中まで酸っぱい感じが上がってくる状態をいいます。のどが焼ける感じがすることもあります。

 

「つかえ感」は、喉に何かが使えているような感覚をいいます。食べ物を飲み込むときに飲み込みづらいといった症状の事もあります。

喉に感じる症状のため、まず耳鼻咽喉科を受診される方も多く、そこで喉には異常を認めず、逆流性食道炎を疑われ消化器内科への受診を指示される事も多いです。

 

「胸の痛み」も頻度は多くないですが、逆流性食道炎でも起こりうる症状になります。上記の症状に絡んで、胸が締め付けられるように痛くなったり、焼けるように痛むことがあります。このような症状の場合は、心筋梗塞なども考えなければならないため、急いで心電図をとることもありますが、逆流性食道炎の場合は心電図に異常はなく、胃カメラ検査をしてみると異常が見つかったりします。

 

上記にあげた症状のほかに、「げっぷが良く出る」 「胃もたれ」 といった症状で受診される方も多くいます。

 

このような症状がみられる場合は、逆流性食道炎の可能性があるため消化器内科を受診して胃カメラを受ける事が勧められます。

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