インフルエンザワクチン
当院ではインフルエンザの予防接種を行っております。費用や予約の方法などについては、毎年変わる可能性がありますのでお知らせ欄でご確認ください。
〒565-0875 大阪府吹田市青山台3-27-2
Vaccination
当院では以下の予防接種を行っております。
当院では小児の予防接種は行っておりません。
インフルエンザワクチン以外は予約が必要です。
定期接種以外の自費診療で接種した場合の料金は以下となります。
ワクチンの種類 | 接種回数 | 自費料金 (1回分) |
---|---|---|
インフルエンザ | 1~2回/年 | 3500円 |
肺炎球菌ワクチン (ニューモバックス) |
1回 (5年ごと) |
8000円 |
肺炎球菌ワクチン (プレベナー) |
1回 | 11000 |
麻疹風疹 混合ワクチン |
1回 | 8000円 |
A型肝炎 | 3回 | 8000円 |
B型肝炎 | 3回 | 6000円 |
当院ではインフルエンザの予防接種を行っております。費用や予約の方法などについては、毎年変わる可能性がありますのでお知らせ欄でご確認ください。
例年インフルエンザが流行する11月~3月に間に合うように予防接種を行っておくとよいでしょう。通常接種してから効果が現れるまで2週間程度かかります。また効果は5か月ほど持続するため、10月中に接種をしておくことが望ましいと考えられます。
13歳未満の方は2回接種が必要です。1回目を摂取してから2~4週あけて2回目を接種します。
13歳以上の方は1回接種が推奨されていますが、受験生など絶対に感染を防ぎたいと考える方には2回接種するほうが予防効果は高いと考えられています。その場合は1回目の接種から1~4週あけて2回目を接種するようにしてください。
自己負担の場合3500円となります。
ただし、65歳以上の高齢者インフルエンザワクチン定期接種対象の方は公費助成が受けられます。
よくある副反応としては、注射部位の赤み、はれ、熱感、痛みなどがあります。接種を受けられた方の10~20%に起こります。全身の反応としては、発熱、頭痛、寒気、倦怠感などがみられます。
まれなものとしてはショック(血圧低下)やアナフィラキシーのような症状(じんましん、かゆみ、呼吸困難など)がみられることもあります。このようなアナフィラキシー症状はワクチンに対するアレルギー反応で、注射直後に起こることが多いため、接種後30分間は安静にしていただき、いつでも連絡ができるような状態でいてください。
当院では肺炎球菌ワクチンの接種を受け付けております。
肺炎は日本人における死因の第5位にあがる病気です。そのうち肺炎球菌は65歳以上の方の肺炎の原因菌の1位となっており、全肺炎の約30%を占めております。肺炎は特に高齢者になると急激に悪化することがあります。肺炎で亡くなる方の98%が65歳以上であることから、特に65歳以上の高齢者にとって、肺炎球菌による肺炎を予防することは非常に重要となります。また死亡のリスクだけが問題ではありません。高齢者が肺炎で入院することになると、長期入院となり足腰が弱くなる、認知症になる/認知症が進む、糖尿病や心臓の病気、脳卒中にかかりやすくなることなどが問題になります。
まずは感染を予防するために、うがい・手洗い・マスク着用を行いましょう。高齢になると、咳や飲み込みがうまくできなくなってくるため口腔内の唾液や残渣が気管に入り込んでしまうことがあり、誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなります。食後はきっちり歯磨きを行う事や、こまめにうがいをすることで口腔内の細菌を減らすことができます。よく普段から鼻水が出る方や風邪などで鼻水が出ている方は、必ずティッシュなどにかむようにしましょう。鼻水を吸ってしまう癖のある方は注意が必要です。鼻水を吸い込んだ際は多くは食道へ流れ飲みこんでいるのですが、その際に発生した飛沫を肺の奥まで吸い込んでしまう恐れがあります。せっかく鼻でトラップした細菌を肺の奥まで吸ってしまう可能性があるのです。必ずかむようにしましょう。どうしてもかむことができない場合は、鼻が垂れない程度にゆっくりと吸い込むようにしましょう。
肺炎球菌ワクチンをうけましょう。
肺炎球菌といっても実は93種類の血清型(タイプ)があります。定期接種で用いられるワクチンである「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうち23種類の血清型(タイプ)に効果があります。この23種類の血清型が成人の重症肺炎球菌感染症の約7割を占めるといわれています。そのためすべての肺炎球菌性肺炎を防ぐことはできませんが、ある程度、感染を予防し、重症化の予防も期待できます。
また13価のワクチンもあります(プレベナー)。
肺炎球菌ワクチンの効果は一生続くものではなく、およそ5年間ほど持続するといわれています。
平成31年から5年間、肺炎球菌ワクチンを未接種の方で65歳から5歳刻みの方(65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳)を、定期接種の対象者とすることになっております。これまでに肺炎球菌ワクチンを一度でも受けた事がある方は自費での接種となります。
定期接種の対象の方には、吹田市より案内ハガキが送付されますので、ハガキをお受け取りになられた方は当院へ電話でお問合せいただけましたら接種日の予約をお取りします。ハガキをもって、直接ご来院いただいた場合も、確認事項がクリアされましたらそのまま接種することも可能です。
公費対象の方の接種費用は2000円です。
定期接種対象でない方は自費での接種となり、費用は8000円となります。
ニューモバックス (23価ワクチン) |
8000円 |
---|---|
プレベナー (13価ワクチン) |
12000円 |
定期接種などでニューモバックスを接種すると、およそ4~5年は効果が持続します。5年目くらいから徐々に効果が低下してくるため、5年ごとの再接種が認められています。ただし、2回目以降の接種は自費になります。
またニューモバックスの接種から一定期間をあけてプレベナーを接種することでさらに高い肺炎予防効果が期待できます。
特に免疫機能の低下しているかたや、脾臓摘出後などで肺炎の高リスクの方にはプレベナーも併用することが勧められます。プレベナーの免疫持続期間は永続的であり、生涯に1度だけ接種すればよいことになります。
主な副反応として注射部位の腫脹、痛み、熱感、発赤が5%以上認められ、1~5%程度の頻度で筋肉痛、倦怠感、悪寒、頭痛、発熱も認められています。ほとんどが経過観察のみで、自然に改善してくるものになります。稀に報告される重い副反応としては、アナフィラキシー様反応、血小板減少、ギランバレー症候群、蜂巣炎様反応等が報告されています。
風疹は今も流行しております。風疹は大人がかかると症状が重くなることがあります。また、妊娠初期の妊婦が風疹に感染すると、生まれてくる赤ちゃんの眼、耳、心臓に重い障害が起きる事があります。(先天性風疹症候群)。そのため、まわりの大人がまず風疹にかからない、広げないようにする必要があります。
昭和37年度~昭和53年度生まれの男性には、お住まいの自治体から、無料で風疹の抗体検査と予防接種を受けることができるクーポン券が送られております。この年代の男性は過去に予防接種が行われておりません。そのため、抗体を持っている人が少なく、今後風疹にかかり、家族や周囲の人たちに広げてしまう恐れがあります。
この年代の男性の皆様が抗体検査を受けて、抗体を持っていない方が予防接種を受ければ、風疹の流行はおさえることができます。風疹ワクチンを摂取することによって、95%以上の人が風疹ウイルスに対する免疫を獲得することができるといわれています。
自分自身のため、そしてこれから生まれてくる子供たちを守るために是非クーポンを使って風疹抗体検査とワクチンの接種を受けましょう。
当院は、大阪府、吹田市保健センターより風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関に指定されております。
クーポンをお持ちでない方は自費で受ける事もできます。自費の場合は抗体検査(2800円)、予防接種(8000円)となります。
初めてワクチン接種を受けられる方に多くみられる副作用としては発熱があります。接種後1週間程度で見られることが多いです。また同様の時期に発疹が出る人が数%おられます。アレルギー反応としてじんま疹が出てくる方が約3%と言われています。麻疹ワクチンは、ニワトリの胚細胞を用いて製造されていますが、卵そのものは使用していないため、卵アレルギーの方でも問題なく接種できるとされています。しかし、重度のアレルギーをお持ちの方は、内用成分によるアレルギー反応が出る場合がありますので、ご相談いただく必要があります。
ワクチン接種のスケジュール:
時期、期間 | 初日 | 4週間 | 8週間 | 5~ 6か月 |
---|---|---|---|---|
ワクチン接種 | 初回 接種 |
2回目 | 3回目 |
以上3回の接種が終了してから1~2か月後に抗体価の測定を行います。1シリーズの接種でおよそ90%の方に免疫が獲得されるといわれています。
抗体が陽性化しなかった方はさらに1シリーズの接種が推奨されており、再接種者の抗体陽性化率は30~50%と言われています。