朝・夜だけお腹が痛い

朝・夜だけお腹が痛い場合は過敏性腸症候群かも!?

朝・夜だけお腹が痛い場合は過敏性腸症候群かも!?

過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群(IBS)とは、検査を行っても病気や炎症などの症状が見つけられないにも関わらず、腸の機能に問題があって腹痛や下痢・便秘、腹部膨満感などの症状が起こる状態です。
はっきりとした原因はわかっていませんが、食生活やストレスなどが関わっているのではないかと言われています。

過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群の症状は大きく次のようなタイプに分けられます。

下痢型

水のような便が出る下痢が起こるタイプの過敏性腸症候群です。
特に男性に多くみられ、「トイレに間に合わないかもしれない」と不安になって外出が不安になり、そのストレスから症状が現れることもあります。

便秘型

強くいきまないと便が出ず、出ても小さくて硬いコロコロとした便が出るだけの便秘が起こるタイプの過敏性腸症候群です。
女性に多くみられ、残便感、腹部膨満感などで悩まされることになります。
また強くいきむことでいぼ痔・切れ痔になってしまう場合もあります。

混合型

上記の下痢型と便秘型が混合して現れるタイプの過敏性腸症候群です。
下痢と便秘が現れるバランスには偏りがあり、数週間下痢が続いた後、数日だけ便秘になるなどの形で症状が現れることが多いです。

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の原因は明らかになっていませんが、ストレスが大きく関与しているのではないかと考えられています。
強いプレッシャーや緊張を受けた時ほど、過敏性腸症候群の症状が現れやすいとされています。
一度過敏性腸症候群になると、それがストレスとなって不安になり、症状が起こりやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。

過敏性腸症候群とストレスは切っても切れない関係

過敏性腸症候群とストレスは切っても切れない関係過敏性腸症候群とストレスは切っても切れない関係にあり、強いストレスを受けると腸の機能で異常が起こり、下痢や便秘などの便通異常が起こりやすくなります。
そのため、真面目な性格の方や内向的な方、精神的に不安定な方などは過敏性腸症候群になるリスクが高いと言われています。

日常生活への影響でQOLも下がる

過敏性腸症候群は命に関わるものではありませんが、その方のQOL(生活の質)の低下を招く恐れがあります。
過敏性腸症候群のためにトイレが心配でお出かけが楽しめなくなったり、仕事中も腹痛や腹部膨満感、残便感などに悩まされたりするなど、日常生活の様々な場面で悪影響をおよぼすことになります。こうした症状を「仕方がない」と諦めて、不便を感じながら毎日生活するのではなく、できるだけ症状を改善できるように、まずは一度受診していただければと思います。

朝・夜だけお腹が痛い場合は

当クリニックに
ご相談ください

朝・夜だけお腹が痛い場合は当クリニックにご相談ください「朝・夜だけお腹が痛い」というような場合には、お気軽に当クリニックへご相談ください。
過敏性腸症候群の診断には、大腸カメラ検査を実施し、その他原因となる疾患がないことを確認した上で適切な治療をご提案させていただきます。

検査

大腸カメラ検査を実施して、大腸がんやクローン病など、特定の病気により症状が起こっていないか確認して、過敏性腸症候群を診断します。

治療

過敏性腸症候群の治療では、消化管の機能を改善させるお薬などを使用しますが、そのほかにも生活習慣の見直しやストレスとの上手な付き合い方というのも重要となります。
過敏性腸症候群の治療には時間がかかることが多いので、根気よく治療を続けて快適な毎日を取り戻すようにしましょう。

ストレスをはっきりと認識
して、自分を大切にしよう

ストレスをはっきりと認識して、自分を大切にしようストレスとの関連が指摘されている過敏性腸症候群では、ご自身がどんなストレスを感じているのかしっかり認識することが大切です。
ストレスの原因を明らかにして、できるだけそれを毎日の生活から遠ざけることで、つらい症状が改善される場合があります。
そしてストレスを遠ざけることは過敏性腸症候群の改善のみならず、ご自身を大切にすることにも繋がりますので、「少し疲れている」「精神的に不安定になっている」と感じた際は、無理をせずに自分を労わってあげるようにしましょう。

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